家を購入するときには、多くの情報にふれ、多様な選択肢があって迷ってしまうもの。京都、北摂や滋賀などの大枠のエリアにはじまり、詳細な周辺環境、地価など、気になるポイントはさまざまです。今回は「利便性」「子育て・教育」「自然豊かで居心地のよさ」というバランスのよい選択肢を軸に住まいを決めたKさんのライフスタイルを紹介します。住まい選びの基準をどう決めればいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
| 暮らしている人 | |
|---|---|
| お名前 | Kさん |
| 年齢・性別 | 35歳男性 |
| 家族構成 | 妻・子ども3人(4歳・1歳) |
| お住まいのエリア | 大津市・膳所駅 |
| 勤務地 | 京都 |
| 間取り | 分譲マンション/3LDK/71㎡ |
Kさん時期は1年半ほど前で、2人目の子どもが産まれるタイミングでした。子どもが2人になると手狭になるかと思い、物件の購入を検討しはじめました。勤務地が京都なので、京都周辺や大阪市内を候補にしていたのですが、価格帯が予算を上回ってしまい、悩んでしまって…。情報収集をしているとき、住環境の良さを知った妻が滋賀をすすめてくれました。滋賀は大学時代の部活動で訪れていたことがあったので、馴染みもありましたし、いいかなと思って選択肢の候補に入ったんです。大津だと都心よりも広く価格帯も下がるので、条件もよく、決めることにしました。
Kさん膳所駅から、職場の京都西大路駅までは電車で20分以内なので、通勤にストレスがないのがいいです。また、物件そのものも魅力的でした。部屋だけではなく、共用部分もさまざまな機能があって楽しいです。あとは、琵琶湖や琵琶湖周辺の山々をふくめた、広々とした自然環境の豊かさですね。
妻の出産まで時間が限られたなかでの決断という部分もありましたが、結果として通勤、買い物、教育、子どもの遊び場、休日に家族で出かける場所、医療機関など、すべての面で満足しています。
Kさん日用品などの買い物は便利ですね。自宅から徒歩圏内に比較的大きめで24時間営業のスーパーがあります。車を出せばわりとすぐにイオンモールにも行けますし、「ブランチ大津京」というさまざまなショップが入っている商業施設で休日に時間を過ごすこともあります。
また、近隣には丸富精肉店というお肉屋さんがあって、ここでちょっといいお肉を買って自宅でち調理するのも楽しいですね。
里山の古民家でくつろげる空間「寿長生の郷(すないのさと)」
Kさん妻も私もスイーツが好きなので、カフェで甘いものが食べられる場所がお気に入りです。子連れでも行きやすいのは「叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)」という和菓子店が運営している「寿長生の郷(すないのさと)」という工房やレストランが集合した施設です。山のなかに古民家や日本建築が建ち並んでいて、自然にかこまれながらスイーツをゆっくり楽しめるんですよ。広々としていて、とても雰囲気がよく、気分転換になります。
あとは、まだ住んで1年程度なのでまだ行ったことがないのですが、バームクーヘンが食べられるクラブハリエの「ラ コリーナ」は気になっています。自然のなかに古民家があり、そこで軽食が楽しめるそうなので、両親を連れて家族で足を運んでみたいです。
寿長生の郷では銘菓「あも」があんになった「あもどらのどら」が楽しめる
Kさん現在のマンションを検討しているときに、膳所に10年以上住んでいる職場の先輩に相談してみました。すると、膳所の長所をたくさん教えてくれて、そのなかに、教育環境が非常に充実しているという話もあったんです。入学のために市外から引越してくる人もいる平野小学校は、「児童一人ひとりへの対応が手厚い」と評判です。大津市のモデル校に指定され、パソコンや英語などの学習面も充実しているそう。「児童数が多いので行事が盛り上がる」「地元ならではの体験学習が楽しい」といった情報もあります。また、「地域の方が通学路を見守ってくださるので安心」という話も聞きました。うちの子どもたちにとってはまだ先の話ですが、県立膳所高校は偏差値でみると非常にレベルが高いので、将来の選択肢として膳所高校もあると考えると、いいなと感じています。
Kさん自宅から徒歩圏内で琵琶湖畔まで行けますし、「におの浜」という遊べるエリアもあります。長男は大の昆虫好きなので、自然豊かな環境はとても合っているようです。興味を持ったら「じゃあ探しに行ってみよう」と言って散策できる自然が身近にあるというのは、都心部にいたらなかなかできないと思うので、教育だけでなく、遊ぶことに関しても良い環境にいるんだなと実感することが多いです。
びわ湖のクルーズ船「ビアンカ」
Kさん湖岸がもう全部公園みたいな感じなので名前を意識して公園にいくというより、ぶらっと湖畔を歩くことが多いですね。あとは、大津港周辺も子どもとよく行きます。観光船が着く港なんですけど、まわりに公園や広場がいくつもあるので、上の子が走り回るのにちょうどいいんです笑
琵琶湖岸からは大輪の花火が見られる
Kさん最近は、琵琶湖博物館に行くことが多いですね。館内展示だけでなく、屋外展示もとても充実していて、子どもは屋外広場で遊ぶことが多いです。長男はずっとバッタとトンボを追いかけています笑。400万年の歴史から水族展示まで、さまざまな角度から掘り下げた館内展示があるので、そちらもそのうち一緒に観たいですね。
「湖のいまと私たち」がテーマ、琵琶湖の生き物が展示される琵琶湖博物館
Kさんひとりの時間をもらえたときには、膳所駅の近くにある「都湯」という銭湯によく行きますね。昔ながらの古き良き街の銭湯という感じで趣があって気に入っています。30代になってからサウナが好きになったこともあって通っています。常連さんも多いようですよ。
Kさんそうですね、満足しています。京都まですぐなのに自然がこんなに豊かで、質の高い教育も整っていて、子育てには最適だと日々感じています。素敵な場所や施設もたくさんあって、それでいて京都のようなインバウンドの波からは適度に距離を置けていて、穏やかな時間を楽しめています。